1950年代のハリウッドを舞台に、大富豪ハワード・ヒューズに見いだされた女優の卵と、彼女の運転手を務める青年との許されざる恋を描いたラブストーリー。
1959年のハリウッド。20世紀を代表する億万長者ハワード・ヒューズ(ウォーレン・ベイティ)に雇われ、運転手となったフランク(オールデン・エアエンライク)はヴァージニアから出てきた新人女優マーラ(リリー・コリンズ)を迎えに空港へとやってくる。
RKOの映画製作者であり、新人女優の発掘に情熱を注いできたヒューズはこれまで多くの新人女優たちをハリウッドへ呼び寄せ、生活の面倒を見るなど全面的にサポートしてきた。マーラもまたその中の一人で、フランクはマーラの送迎を担当することになった。
フランクは敬虔なクリスチャンであり、清廉な美しさを持つマーラに少しずつ惹かれていく。しかし運転手には女優と恋に落ちてはいけないというヒューズの作った厳しい掟が存在する、先輩のレヴァー(マシュー・ブロデリック)には女優と恋に落ちないよう釘を刺されてしまう。