芥川賞作家・津村記久子のデビュー小説を「“隠れビッチ”やってました。」の佐久間由衣と「ハルカの陶」の奈緒の主演で映画化した青春ドラマ。就職も決まった卒業間近の女子大生が、一人の女性との出会いをきっかけに不器用ながらも世の中の理不尽と向き合い、葛藤を重ねながら成長していく姿を繊細に綴る。監督は「あかぼし」「スプリング、ハズ、カム」の吉野竜平。大学卒業を間近に控えたホリガイは、児童福祉職への就職も決まり、どことなく手持ちぶさたな日々を送っていた。周囲が言うほど変わり者との自覚はないながらも、漠然とした欠落感に不安と焦りを募らせていた。そんな中、同じ大学に通う一つ年下のイノギと知り合い、自分とは対照的な彼女との交流を通して、改めて自分自身とも向き合っていくホリガイだったが