母親を失ったトラウマを抱えた少女が“韋駄天”の使命を帯びて神への供物を届けに東京から出雲まで走っていくファンタジー作品。
少女の名は、カンナ。母を亡くし、大好きだった“走ること”と向き合えなくなった少女。そんな彼女のもとへ、一羽のうさぎ(シロ)と、一人の少年(夜叉)が現れ、出雲までの旅にカンナをいざなう。まわりはじめた神々の歯車。人々と神々の境界をまたぎ、出雲へ走る少女の旅がはじまる。