佐藤泰志の短編小説を「菊とギロチン」「寝ても覚めても」の東出昌大主演で映画化した人間ドラマ。心を病み、妻を連れて故郷の函館に戻った男が、運動療法としてひたすら走る続ける中で周囲の人と織りなす葛藤と再生の人間模様を描く。監督は「なにもこわいことはない」「空の瞳とカタツムリ」の斎藤久志。
東京で出版社に勤めていた和雄は、徐々に精神のバランスを崩し、妻の純子とともに故郷の函館に帰ってきた。やがて自律神経失調症と診断された彼は、運動療法として医師から指示されたランニングを始める。仕事を休み、毎日同じ場所を黙々と走り続ける和雄。一方、走ること以外何もできない夫を献身的に支えていく純子だったが
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