トーマス・サヴェージの同名小説を「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオン監督がベネディクト・カンバーバッチを主演に迎えて映画化したドラマ。冷酷な牧場主が、ある女性をめぐって弟に激しい憎しみを抱く。1920年代半ばのモンタナ州。聡明ながら粗野で威圧的なフィルは、地味で繊細な弟ジョージと2人で牧場を経営し、平穏な日々を送っていた。しかしジョージが未亡人のローズと結婚したことで兄弟の関係に歪みが生じていく。やがてフィルはローズばかりかその連れ子のピーターにまで冷酷な敵意をむき出しにしていくのだったが