I Saw the TV Glow(2024)
90年代アメリカ。アフリカ系アメリカ人の内気な中学校1年生の男子、オーウェン(ジャスティス・スミス)は、3つ年上の思い込みの激しい年上の女子、マディ(ブリジット・ランディ=ペイン)と知り合う。
歳の差にも関わらず、彼らを引き合わせた共通の話題は「バフィー 〜恋する十字架〜(Buffy the Vampire Slayer)」を彷彿とさせる、ヤングアダルト向けのテレビドラマ「ザ・ピンク・オペーク(The Pink Opaque)」。
作中、深夜帯の22:30に放送されている同作は、その年頃の2人には大人びているだけでなく主に女子向けで、特にオーウェンにとっては鑑賞がためらわれる内容。しかし数シーズン分の鑑賞を共にしていくうち、2人の仲は奇妙に近づく。ところがある日突然、マディは住んでいる街をあとにして失踪してしまう。