落ちものパズルゲームの元祖であり、世界でもっとも人気のあるゲームのひとつとして誰もが知る「テトリス」が、いかにして見いだされ、世界中のプレイヤーの手に渡ったか。その過程をサスペンスフルに描いた実録ドラマ。
米ソ冷戦のただ中にあった1988年、アメリカのビデオゲームセールスマン、ヘンク・ロジャースはソビエト連邦のコンピュータ科学者アレクセイ・パジトノフが考案した「テトリス」の存在を知る。そのゲームを世界に発信しようと考えたヘンクは、危険を冒してソ連へと渡り、アレクセイに会う。2人はテトリスを大衆に広めるため奔走することになるが、そんな彼らの前には冷戦の東西陣営を隔てる鉄のカーテン、そして張り巡らされた嘘や腐敗した世界が立ちはだかる。
ヘンク・ロジャースを「ロケットマン」「キングスマン」のタロン・エガートンが演じ、ヘンクの妻役で「ばぁちゃんロード」の文音が出演。監督は「フィルス」「僕たちのラストステージ」のジョン・S・ベアード。