インドの山奥にある国境の村から始まります。モンゴロイド系の人々が住む村ですが、チベット人のような服装をしているものの、拝んでいる神はヒンドゥー系の神のようなので、架空の村という描き方です。その村の母子が川で馬を洗っていると、上流から人が流れてきました。引き上げてみると傷だらけで、血が滴っています。馬の背に乗せて村の呪術師の老婦人の元に運ばれたその男は、銃創傷の手当てをされて一命をとりとめますが、ずっと眠ったっきり。しかしながら村の祭りの時にある軍隊(赤い星が付いている帽子を被っているので、某国の軍隊を暗示しているようです)が襲ってくると、眠りから覚めたその男はとてつもない力を発揮し、村人たちを救います。しかしながら、その後に彼が口にしたのは、「俺は誰なんだ?」という言葉でした。彼を川から助け上げた時の少年は、「僕が大きくなったらあんたの身元を調べてあげる!」と約束します。