「忌少女」などの清水カルマの小説を原作にしたホラー。ある男性が冗談のつもりで息子に教えた呪文が、想像を絶する恐怖を引き起こしていく。メガホンを取るのは『“それ”がいる森』などの中田秀夫。主演を務めるのは『カラダ探し』などの橋本環奈、『溺れるナイフ』などの重岡大毅。
映像ディレクターの倉沢比呂子(橋本環奈)は、元同僚・伊原直人(重岡大毅)の家を訪ね、伊原の息子・春翔が庭の盛り土に向かって「エロイムエッサイム」と呪文を唱え続ける姿を目にする。その呪文は、伊原が息子から「トカゲのしっぽからトカゲが生えてくるか?」と聞かれたときに、他愛のない冗談として教えたものだった。この出来事を機に倉沢と伊原の周囲で異常な現象が続発し、彼らは伊原の家の庭に何かがいるのを感じる。