「レヴェナント 蘇えりし者」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で2年連続のアカデミー監督賞受賞を果たしたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、自伝的要素も盛り込みながら、ひとりの男の心の旅路をノスタルジックに描いたヒューマンコメディ。
ロサンゼルスを拠点に活躍する著名なジャーナリストでドキュメンタリー映画製作者のシルベリオ・ガマは、権威ある国際的な賞の受賞が決まり、母国メキシコへ帰ることになる。しかし、何でもないはずの帰郷の旅の過程で、シベリオは、自らの内面や家族との関係、自らが犯した愚かな過去の問題とも向き合うことになり、そのなかで彼は自らの生きる意味をあらためて見いだしていく。