吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介が共演し、2012年に43歳の若さで急逝した漫画家・土田世紀による未完の絶筆「かぞく」を実写映画化。
父が失踪したマコトは、母と2人で慣れ親しんだ街を離れ、新しい土地で暮らし始める。一方、ケンジは内縁の妻ハルカとひそやかに生活しているが、ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし2人の子どもを1人で育てるタケオは、子どもたちと海へドライブに出かける。久々に実家に帰ってきたユウイチは、自分の名前を呼ぶ女性に森の中へといざなわれる。4人の男の4つの家族が複雑に絡み合いながら、喪失から再生へと向かっていく。
実写映画「るろうに剣心」シリーズの衣装デザインとキャラクターデザインを手がけた澤田石和寛が、写真作家・映像作家として活動する際の澤寛名義で映画監督デビューを果たした。原作漫画で描かれた5つのエピソードをもとに、澤寛監督自身の生い立ちや経験を織り交ぜながら現代の家族を包括的に描き、「家族とは何か」を問いかける。舞台音楽家の棚川寛子が音楽を担当。