ノンフィクション作家・高橋秀実の同名エッセイを基に、長谷川博己と綾瀬はるかの主演で贈るハートフル・ドラマ。水が苦手な理屈屋の大学教授が、ひょんなことから水泳教室に通い、コーチや教室の仲間たちとの交流を通して、過去のトラウマと向き合い再生していく姿を心温まるタッチで綴る。監督と脚本を手掛けるのは『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作。
大学で哲学を教える小鳥遊雄司は水が大の苦手。水に顔をつけるだけでも恐怖を抱いてしまうほどで、泳ぐことなどもってのほかだった。ところが、ひょんな成り行きから水泳教室の女性コーチ、薄原静香に熱心に勧誘されてしまい、初心者コースに入会することに。賑やかな主婦たちにまじり、静香の丁寧な指導を受けながら、水に慣れるところから必死の思いで挑戦していく雄司だったが…。