物語の舞台は秩父、宿海仁太(やどみ・じんた あだ名=じんたん 演:村上虹郎)、本間芽衣子(ほんま・めいこ あだ名=めんま 演:浜辺美波)、松雪集(まつゆき・あつむ あだ名=ゆきあつ 演:志尊淳)、安城鳴子(あんじょう・なるこ あだ名=あなる 演:松井愛莉)、鶴見知利子(つるみ・ちりこ あだ名=つるこ 演:飯豊まりえ)、久川鉄道(ひさかわ・てつどう あだ名=ぽっぽ 演:高畑裕太)の6人は大の仲良しグループで、いつもつるんで遊んでいた。グループ名は「超平和バスターズ」。“じんたん”の考案で、「何でも平和にするグループ」という意味だ。しかし、“めんま”の事故死により、6人の絆は決裂してしまう。それから7年後。高校に入学したものの、家に引きこもってしまった“じんたん”の前に、少し成長した“めんま”の幽霊が現れた。“めんま”は、生きている時にかなえられなかった“ある願い”が心残りで現れたが、どんな願いなのかは思い出せないという。“めんま”の願いをかなえるため、再び集まった「超平和バスターズ」の6人。あの日を境にバラバラになってしまった「超平和バスターズ」は、失われた笑顔を取り戻すことができるのだろうか。そして、“めんま”の願いとは一体何なのかー。
幼なじみの幽霊が現れるというファンタジーながら、誰しもがノスタルジーを感じる、日本の夏の原風景的な秩父を舞台に、誰しもの心の底を揺さぶる少年少女たちの友情と恋が描かれていく。そして、“めんま”の願いを探すミステリー的要素が絡み合う、一瞬とも飽きさせない、超一級品のエンターテインメントとなっている。