「白痴」「ブラックキス」の手塚眞監督が、父・手塚治虫が大向け漫画として発表した異色作を、主演に稲垣吾郎と二階堂ふみを迎えて実写映画化したエロティック・ドラマ。人気小説家が、偶然出会った謎のフーテン少女の存在によって創作意欲を掻き立てられる一方、次第にその怪しげな魅力に溺れ、破滅していくさまを描く。
異常性欲に悩まされている耽美派の人気小説家・美倉洋介は、新宿駅の片隅で、酔っ払ったホームレスのような少女ばるぼらと出会い、自宅に連れて帰る。大酒飲みで自堕落なばるぼらだが、美倉は彼女に奇妙な魅力を感じ追い出すことができない。彼女を近くに置いておくと不思議と美倉の手は動き出し、新たな小説を創造する意欲が沸き起こるのだ。あたかも芸術家を守るミューズのような存在のばるぼらだったが

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