魔美はある人形劇団と知り合ったが、そこは経営難で団員は一人、二人……と辞めていった。やがて解散寸前に追い込まれ、恋人・朋子が止めるのも聞かず、団長の英樹までが故郷に帰ってしまった。彼が愛した人形達が説得すれば戻るかもしれないと思った魔美は、さっそく人形を動かし、団長を東京へ連れ戻した。そして、ようやくスポンサーが見つかり、劇団再建のメドがたった。