エレナは、末期のパーキンソン病に冒されながら、答えを求めて娘のリタを死に追いやった犯人を探偵のごとく探します。娘の旧友の助けを借りながら、列車に乗って郊外から首都に向かうエレナ。真実を探るにつれて、自らの記憶がかつての母親としての自分の姿に否応なしに向き合わせることになるのです。