本作の舞台は、人間により故郷を侵略され、移民となった神話の世界の生き物であふれかえるヴィクトリア朝のファンタジーな世界。増え続ける移民たちは、自由に暮らすことも、愛することも、飛ぶことも禁じられ、人間との共存は困難を極める。社会の抑圧が厳しくなっていく中、人間の探偵ロイクロフト・フィロストレート(オーランド)は、カーニバル・ロウの平和を揺るがした陰惨な連続殺人事件の捜査を始めるが、移民の妖精ヴィネット・ストーンモス(カーラ)が事件に関する重大な秘密を隠しており、その事が長年事件を追いかけていたロイクロフトの推理を揺るがすことになる―。