コメディエンヌのキャンディ・ブラックは破天荒なキャラで人気を博していたが、脱税をはじめとするスキャンダルが露見したため、一気にスターダムから転げ落ちることになった。裁判所から社会奉仕を命じられたキャンディだったが、あろうことか自らの代役を務めていたポーラにそれらを押し付けた。キャンディに成りすまして奉仕活動に励むうち、ポーラの中である思いが芽生え始めた。「自分は今まで日の目を見ることがなかったが、このままキャンディに成り代わってしまえば一気に人気者になれるのではないか」と。やがて、ポーラはその計画を実行に移し、キャンディとしてテレビの人気番組に出演するようになった。しかし、そんな方法で得た名声や幸福が長続きするはずはなかった。