アラン・ラッド主演のラストシーンがあまりにも有名な、西部劇史上に残る傑作。1890年、初夏のワイオミングを舞台に、一人の流れ者が強欲な牧畜業者に抵抗する開拓民の一家を助け、冷酷な殺し屋と対決し、やがて何処へとなく去ってゆく。監督は『ジャイアンツ』のジョージ・スティーヴンス。
舞台は緑麗しいワイオミングの高原地帯。縁あって開拓移民のスターレット一家に厄介となる、旅人シェーン(A・ラッド)。折しも、この地では開拓移民と牧畜業者の間で土地をめぐる諍いが起こっていた。やがて、スターレット一家にもその騒動が飛び火してきた時、世話を受けていたシェーンは、彼らの間に割って入っていく