ジョー・ベルは息子(ジェイディン)がゲイであるが故に学校でいじめにあっていることを把握していたが、特に何か行動を起こすようなことはしなかった。それは「息子には自分で自分の身を守る術を身に着けてほしい」という考えからのことであったが、苦痛に耐えかねたジェイディンは自殺してしまった。ジョーは悲しみに打ちひしがれつつも、いじめの恐ろしさや悲惨さを訴える必要性を痛感し、徒歩でアメリカを横断する旅に出発した。ジョーの訴えは道中で出会った多くの人々の心を動かし、ついにはジョー自身も一種の慰めを得るに至った。しかし、その旅の果てに待ち受けていたのは何とも悲しい結末であった。