内容のあまりの衝撃性に賛否両論巻き起こった同名小説を、深作欣ニ監督、藤原竜也、前田亜季、ビートたけし出演で映画化した問題作。“BR法”が制定された近未来の日本を舞台に、無人島に閉じ込められた中学生42人による殺し合いを描く。
大不況に見舞われ、失業者が全国にあふれる一方、学校では不登校生徒が増大、少年犯罪も多発、少年に対する大人たちの怒りが爆発、こうした国民世論を背景に強力な生存能力を備えた青年の養成と、強い大人の復権を目的とした“新世紀教育改革法”通称BR法が公布された。それは全国の中学3年生の中から無作為に選ばれた1クラスを、最後の1人になるまで殺し合わせるというあまりにも過酷で理不尽なものだった