鬼才クエンティン・タランティーノ監督が、大雪で小さなロッジに足止めをくらったワケあり男女8人を主人公に描くバイオレンス・ミステリー西部劇。ひとつの殺人事件をきっかけに、嘘で塗り固められた登場人物たちの間に広がる疑心暗鬼の行方と思いも寄らない素性が次第に明らかとなっていくさまを過激なバイオレンス描写で描き出していく。
猛吹雪の夜、ロッジに閉じ込められた7人の男とひとりの女。全員がワケありで見るからに怪しげだが、特に目を引くのは手錠で腕をつなぎあった男女だ。男は賞金稼ぎで、1万ドルの懸賞金のかけられた重罪犯でお尋ね者の女を連行する途中だった。ロッジに流れる不穏な空気から男は、この中に女の仲間がいるのではないかと警戒する…。