この女、凶暴につき。 『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』のベアトリス・ダルが史上最凶の殺人鬼を演じる衝撃のサイコ・ホラー。夫を亡くして出産を控えた一人暮らしの妊婦と、彼女に襲い掛かる謎の女の決死の攻防を描く。
 妊娠中のフォト・ジャーナリスト、サラ(アリソン・パラディ)は、その日、自らハンドルを握って車を運転していた。突然衝撃が彼女を襲い車は大破、サラはフロントガラスに頭をぶつけて意識を失う。助手席に乗っていた夫のマチューは即死であった。4ヶ月後のクリスマス・イブ。サラは一命を取りとめ、奇跡的にお腹の子供も無事で、すでに臨月を迎えていた。産婦人科で検診を終えたサラはひとりで帰宅。心配して電話をかけてきた両親や編集長のジャン・ピエールには強がって気丈に振る舞うが、サラは愛する夫を失った淋しさと悲しみを懸命に耐えていた