ギャグ・アニメーション「クレヨンしんちゃん」の劇場版第9弾。21世紀を無かった事にして、再び世界を20世紀の時代に返そうと画策するイエスタディ・ワンス・モアのリーダー、ケンと自分たちの未来を守るべく立ちあがったしんちゃんの壮絶な戦いを描く。監督は「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」の原恵一。ある日、春日部で突然「20世紀博」というテーマパークが開催された。昔のテレビ番組や映画、暮らしなどを再現し、懐かしい世界にひたれる遊園地に大人たちは大喜び。でも、しんのすけをはじめとする子供たちには、ちっとも面白くない。毎日のように夢中になって遊びに行く大人たち。そのうちにひろしは会社に行かなくなり、みさえは家事をやめ、しんのすけがひまわりの面倒をみる始末。実はこれは、“ケンちゃんチャコちゃん”をリーダーとするグループの、大人だけの楽しい世界を作って時間を止めてしまう、恐るべき“オトナ”帝国化計画だった