近未来、日本の何処かにある幻の街。
臓器密売組織が支配するその街は、未来でありながら、
どこか昭和の日本を想わせる、カオスと暴力にあふれた異空間だ。
そして、異形の者たちが跋扈するスラム街を舞台に、
片腕にマシンガン義手を装着した姉妹“マシンガール”の、血みどろの戦いが幕を開ける!!
『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』は、たった一人の弟を殺された女子高生の壮絶な復讐劇を描いて、日本を飛び出してアメリカでも大ヒットを飛ばした伝説のカルト・ムービー『片腕マシンガール』を基に、まったく新しいストーリーと世界観で描くリブート作品。監督は、本物の不良少年たちを起用した問題作『孤高の遠吠』で世間を騒がせ、間宮祥太朗主演の『全員死刑』でメジャー映画デビューを飾った、現在もっとも勢いがある新鋭監督、小林勇貴。ただしこの映画、小林勇貴がヤルからには、ただのリブートで終わるはずがない。原作にあった「グロテスクなスプラッター」や「ジャパニーズ・オタク・テイスト」を残しつつも、「不良感度満点のバイオレンス」、「一線を超えまくる描写」、「滅茶苦茶なようで実は痛快なカタルシス」、等々等々、小林勇貴ならではのヤバすぎる世界が炸裂。優等生的作品が多い昨今の日本映画界にケンカを売るような、伝説の『狂い咲きサンダーロード』を彷彿とさせる、パンクでクレイジーな傑作が誕生した。
プロデューサーは、『冷たい熱帯魚』『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』等の問題作を連発する千葉善紀と、監督として『東京残酷警察』『蠱毒 ミートボールマシン』等、特殊造型で『進撃の巨人』『シン・ゴジラ』等を手掛け、過激な残酷表現で世界中に熱狂的なファンを持つ西村喜廣。原作『片腕マシンガール』を生み出し、『全員死刑』で商業映画監督・小林勇貴を誕生させた過激プロデューサーたちが、再びチームを組んで新たなる極悪エンターテイメントに挑む。
2人の『マシンガール』、アミとヨシエ役には、オーディションで選ばれたTV「下町ロケット」や「3年A組‐今から皆 さんは人質です‐」に出演し、今後のブレイクが期待される搗宮姫奈と、TV「仮面ライダー鎧武/ガイム」のチャッ キー役で女優デビューを果たし、テレビ、映画と活動の幅を拡げている花影香音、2人のフレッシュな若手女優が抜擢された。高い身体能力を持つ2人は、アクション監督の強烈なシゴキと過酷な撮影に耐え抜き、『爆裂魔神少女』 を完璧に演じ切り、今後が楽しみな、新たなるアクション・ヒロインが産声を上げた。そして2人をシゴいたアクション監督(匠馬敏郎名義)にして、流れ者の殺し屋マツカタを演じたのが『RE:BORN リボーン』の坂口拓。世界に通用する本格アクション俳優の実力が、スクリーンで爆発する。マツカタと対決する殺し屋キキョウには、昨年AKB48グ ループを卒業し、現在女優として活躍中の北原里英。アクションも強烈だが、ビジュアルも強烈。殺し屋キキョウのとんでもない正体は観てのお楽しみ。これまでの北原里英からは想像不可能なその姿……ファンが騒然となること、間違いない。悪の元締め青山ダルマには、ベテラン女優の根岸季衣。妖怪のような極悪ババアを怪演し、底知れぬ存在感を見せつけている。