湊かなえのベストセラー小説を「ゴールデンスランバー」「みなさん、さようなら」の中村義洋監督が、映画化したミステリー・サスペンス。過熱報道、ネット炎上、口コミの衝撃といった現代社会が抱える闇を描き出していく。主演は「八日目の蝉」「綱引いちゃった!」の井上真央と「夏の終り」「ガッチャマン」の綾野剛。国定公園・しぐれ谷で誰もが認める美人OLが惨殺された。全身をめった刺しにされ、その後、火をつけられた不可解な殺人事件を巡り、一人の女に疑惑の目が集まる。彼女の名前は城野美姫(井上真央)。同期入社した被害者の三木典子(菜々緒)とは対照的に地味で特徴のないOLだ。テレビ局でワイドショーを制作するディレクター・赤星雄治(綾野剛)は、彼女の行動に疑問を抱き、その足取りを追いかける。取材を通じてさまざまな噂を語り始める、美姫の同僚・同級生・家族・故郷の人々