日本映画製作者連盟が主催する新人脚本家発掘を目的とする城戸賞に入選を果たした土橋章宏の同賞受賞作を、「すべては君に逢えたから」「鴨川ホルモー」の本木克英監督が、「間宮兄弟」の佐々木蔵之介主演で映画化した痛快時代劇。幕府から「5日以内に参勤交代しなければ、藩を取り潰す」という無理難題を吹っ掛けられた貧乏小藩の奮闘を描く。江戸期、八代将軍・徳川吉宗の時代。1万5千石の小藩・磐城国湯長谷藩に存在するという金山略奪を狙い、江戸幕府が無理難題を吹っ掛ける。「5日以内に参勤交代しなければ、藩を取り潰す! 」。金も時間もない湯長谷藩。参勤交代を果たし、無事に藩を守ることができるのか?! 通常ならば、準備に半年、8日はかかる道のり・・・しかも貯えも尽きている。しかしこの命令に従わなければ藩はお取り潰しに! 藩主・内藤政醇は、忍び雲隠段蔵を道先案内役として雇い、家臣の精鋭6名を引き連れ、道中人のいないところでは山道を駆け抜ける奇想天外な作戦にでる