『心が叫びたがってるんだ。』の脚本家・岡田麿里が初監督を務めたファンタジー・アニメーション。数百年の寿命を持つ一族の孤独な少女が繰り広げる切なくもかけがえのない出会いと別れの物語を美しい映像とともに描く。
10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つイオルフの民は、生ける伝説とされていた。両親のいないイオルフの少女マキアは、仲間に囲まれた穏やかな日々を過ごしながらも、どこかで“ひとりぼっち”を感じていたが、ある日、彼らの日々は一瞬で崩れ去る。イオルフの長寿の血を求め、レナトと呼ばれる古の獣に跨りメザーテ軍が攻め込んできたのだ。マキアはなんとか逃げ出したが、仲間も帰る場所も失ってしまう