小惑星が地球に衝突するという発表は、朝鮮半島、ひいては世界を筆舌に尽くしがたい混乱に陥れる。戒厳令、刑務所からの脱走、制御不能のカルト集団、より安全と思われる地域への集団移住の狭間で、社会は恐怖と不安の重圧に押しつぶされそうになっている。
そんな混沌の中、中等学校の教師セギョン(アン・ウンジン)は教え子の悲劇的な死に心を痛める。周囲は荒涼とし、乗り越えがたい困難が待ち受けているにもかかわらず、彼女と、ユ・アイン、キム・ユネ、チョン・ソンウが演じる友人たちを含むウンチョンの住民たちは、希望にしがみつき、残された一日一日を人間性の祭典にしようと決意する。