人気作家・重松清の同名短編を堤真一と柳楽優弥の主演で映画化した感動ドラマ。情熱を失った高校教師が、余命わずかの元生徒と思いがけない再会を果たし、かつての悔恨を抱えながら再び元教え子と向き合っていく姿を描く。監督は「キセキ -あの日のソビト-」の兼重淳。
城南工業野球部監督・小渕隆。陽に焼けた赤い顔と鬼のような熱血指導で“赤鬼先生”と恐れられていた。甲子園出場を目前に夢に破れ、10年の月日が流れた今は、野球への情熱をすっかり失っていた。ある日、診察を受けた病院でかつての教え子・ゴルゴこと斎藤智之と偶然再会するが、ゴルゴが末期がんで余命半年であることを知る。「俺、また野球やりたいな」。赤鬼先生は、ゴルゴの最後の願いを叶えるために動き出す