イギリス海軍中佐、D・A・レイナーの実体験に基づいた原作を映画化した戦争アクション。南大西洋の海上を舞台に、アメリカ軍駆逐艦とドイツ軍潜水艦の激しい戦いを描く。夜の乗合自動車」のディック・パウエルが監督した。主演は「海の荒くれ」のロバート・ミッチャム。
第二次大戦中の南大西洋。ドイツのUボート狩りをやっていたアメリカの駆逐艦ヘインズ号のマレル艦長(ロバート・ミッチャム)は着任以来自室に閉じこもりきりだった。そこで乗組員たちは彼が民間出身のため船酔いで苦しんでいるのだろうと噂し合っていた。しかし、彼は彼が着任する直前乗っていた船が魚雷攻撃を受け、愛する新妻が自分の前で死んでいくのを見て憔悴していたのだった。それでも彼は個人的にドイツ人を憎む気にはなれないという男だった