芥川賞作家・今村夏子の同名ベストセラーを「まほろ駅前狂騒曲」「日日是好日」の大森立嗣監督が、主演に芦田愛菜を迎えて映画化したヒューマン・ストーリー。新興宗教にはまっていく両親のもと幸せに暮らしていたはずの少女が、思春期を迎える中で次第に周囲が抱く違和感に気づき、初めての葛藤に直面していく姿を繊細な筆致で描き出す。共演は永瀬正敏、原田知世、岡田将生。
大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろだが、その両親は、病弱だった幼少期のちひろを治した“あやしい宗教”を深く信じていた。中学3年になったちひろは、一目惚れした新任のイケメン先生に、夜の公園で奇妙な儀式をする両親を見られてしまう。そして、彼女の心を大きく揺さぶる事件が起きる